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効果的な推薦状を書いてもらうには

英文の推薦状は、専門分野の先輩によるあなたへの評価であり入学合否判定の大きな比重を占めます

海外の大学院への入学を希望する場合、推薦状は入学審査時のとても重要な要素であり、合否判定の2~3割の比重を占めます。推薦状はあなたの学業上の能力や専門技能および人格について、同じ分野で認められた地位にいる先達者からの第三者評価を見るために使われます。選考する側の教授達と同様の分野で既に地位を確立した人達からの推薦であるため、信頼度は極めて高いといえるでしょう。Ivyの推薦状サポートはこちら

 

誰に推薦状を依頼するべきか

推薦者を検討する際の重要なポイントは、大きくまとめると以下の通りです。(重要なものから順に記してあります)

1)その人があなたの能力や素質について、詳しく、説得力のある評価をすることができるか 
2)その人があなたの将来目指している仕事や大学院での専門分野に関係しているか 
3)その人の地位と経験の深さ 

誰に推薦状を依頼するべきかは、志望する専門課程によっても大きく異なります。

例えば…

MBA課程の場合:できれば現職か前職の責任者に書いてもらうのがベストですが、それが難しい場合にはせめて仕事上自分より上の地位にいる、又はいた人に依頼しましょう。

その他の専門課程(社会政策、ジャーナリズム、教育など)の場合:現在や以前働いた職場やインターンシップ、ボランティア活動時の責任者(目指している仕事や大学院での専門分野に関わりがあれば尚良い)と教授(同様に同じ分野であればベスト)に依頼すると良いでしょう。教授と上司にそれぞれ何通依頼するかはある程度自由ですが、両者から少なくとも一通ずつはもらうようにしましょう。

学術的課程(文学、社会学など)の場合:その専門分野または関連する分野の教授に書いてもらうのが理想的です。推薦状のうち少なくとも二通は教授職の方からもらったほうが良いでしょう。

一般的には、キャリア色の強い課程であれば職場の上司からの推薦状が好ましく、学術度が高い課程であれば教授からの推薦状が好ましいと言えます。

教授や上司が推薦状を書けない、または書きたがらない場合には

実際のところ、日本人の教授や上司の多くは推薦状に書くべき内容が分からなかったり、英語にも自信がなかったりするため、英語で推薦状を書く事に難色を示す場合があります。このためほとんどの日本人学生は自分で作成した推薦状に推薦者から署名をしてもらっているようです。
ここでは、そういう場合にいかにして効果的な推薦状を手にするかについて説明します。

推薦状の作成を依頼する:まずは手紙やE-mailを通して、あなたと推薦状を依頼する相手との関係やあなた自身の経歴、志望している大学院と将来のキャリア目標を説明した上で、推薦をしてもらうよう丁重にお願いしてみましょう。また相手が多忙であることを考慮して、もしよければ自分で内容を書くので、その内容を確認した上で署名をして欲しいという旨を伝えましょう。連絡は電話でも構いません。

大学院卒のネイティブ・スピーカーに推薦状を代筆してもらう:Ivy League Consultingでは推薦状の代筆サービスも行っています(推薦者の許可が必要です)。推薦者についての基本情報、あなたと推薦者との関係、そしてあなたの実績などを教えてください。あとは出来上がったものをあなたの推薦者である教授か上司に見せ、署名してもらうだけです。

自分で推薦状を作成する場合:推薦状を書く場合に何よりも大切なのは、あなたのキャリア目標や志望する大学院に関連する能力を高く評価し、具体的な例や詳しい内容を用いてそれを証明することです。能力というのは、専門課程の種類にもよりますが、通常は学科や研究の能力、専門技能、意欲、コミュニケーション能力、作文力、人柄などのことをさします。推薦状の典型的な形式では、まず最初に推薦者と志願者の関係が説明され、志願者の持つ様々な能力について3~4段落ほど述べられ、最後に志願者を強力に推薦する旨が書かれます。またMBA向けの推薦状では、一般的な推薦文を書くよりそれぞれの学校の形式に沿って一つ一つの質問に詳しく答えるほうが良いでしょう。

教授や上司が自分で推薦状を書くという場合

事前準備:強力な推薦状を書いてもらうために、あらかじめ以下の情報を渡しておきましょう。
1)その大学院についてと自分のキャリア目標についての説明 
2)履歴書など自分の経歴をあらわす書類(特に推薦者との関係に関与する内容) 
3)推薦状に含まれているべき内容(上記参照) 
4)推薦者が了承してくれた場合には、自分が書いて欲しい内容のリスト 
5)推薦状の用紙

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