top of page

合格するエッセイの書き方

出願エッセイは大学院合格への重要な鍵を握ります。
そして大学院への合格は、あなたの今後の人生の重要な鍵を握るのです。

大学院側は、出願エッセイから以下の3つの資質を評価します。(重要度の高いものから順に記してあります)

1) 大学院での学習や研究への意欲
学校側は、学習に対する熱意と明確な目標を持った学生を求めています。入学審査時にエッセイを提出させる一番の目的は、志願者の学習意欲と目的意識の高さを測ることなのです。
対策は?
目標や動機をしっかりと伝えるには、①将来のキャリア目標 ②そのためになぜ大学院で学ぶ必要があるのか ③なぜその学校が適しているのか、という点を明確かつ具体的に、読みやすい文体で述べるようにしましょう。

2) 大学院での学習に必要な経験と能力
学校側は最も能力の高い学生を獲得するために、志願者の経験の深さや能力などを出願エッセイから知ろうとします。
対策は?
あなたの経験や能力についてわかりやすく、興味をそそるような形で述べるようにしましょう。

3) 作文能力
論文や報告書を書くことは、大学院在学中や多くのの専門職の遂行において欠かせない作業です。学校側は志願者の作文能力に強い関心を持っており、出願エッセイはそれを確認する方法の一つなのです。
対策は?
まずは、学校側が作文能力を重視しているということをしっかり心に留めておきましょう。人気のあるプログラムでは何千何百もの志願者を審査するため、一つ一つのエッセイがじっくりと読まれることはありません。構成が悪かったり、不明瞭であったり、また意味がわかりにくいエッセイはあなたの合格の可能性を大幅に下げることになるでしょう。

 

優れた出願エッセイを書くために

ステップ1 ‐ 要点を簡潔にまとめたチャートを作る

ほとんどの学校では、「あなたのキャリアプランと、なぜこの大学院で学びたいのかについて書きなさい」といったごく一般的な題目を指定してきます。同じ文章を元にそれぞれの学校にあわせて多少手を加えれば時間を大幅に短縮できます。

エッセイ用のチャートを作る: 実際に書き始める前に、まず必要事項を書き込んだチャートを作りましょう。そして学校や題目ごとにチャートを広げていきます。締め切りが一番早い学校を一番上に、最も一般的な題目を左側におき、ユニークなトピックごとに欄をひとつずつ追加していきます。

一番多くの要素が入った文をまず書いてみる: 学校別にエッセイを書き直すよりも、「なぜMBAを希望しているのか」などの項目別に最も多くの要素を含めるバージョンを書き、それぞれの学校に合わせて短縮したり内容を削ったりする方法が効率的です。

例:シカゴ大学の『なぜMBAなのか?』という出願エッセイが一番長く、一番多くのテーマを含んでいるとします。その場合にはまずシカゴ大用の出願エッセイを作り、1)職務経歴 2)将来の目標 3)なぜMBAを希望しているのか 4)なぜシカゴ大学を志望するのか、という内容をしっかりまとめれば、そのエッセイを他の大学にも簡単に適応することができます。例えばコーネル大学なら、文章から職務経歴の部分を削り、将来の目標、なぜMBAなのか、なぜコーネル大学なのかといった内容を400文字に短縮して書けばよいのです。こうすればそれぞれの大学用に新しく書き直す必要がなくなるので、節約できた時間はより良い出願エッセイを書く時間に回しましょう。

ステップ 2 ‐ 目的地を記した地図のような、明確なアウトラインを作る

エッセイのアウトラインを作る: 出願エッセイを書く上でまず大切なことは、しっかりとした内容と構成を考える事です。行き先を記した地図や建物の設計図のように、完成されたエッセイのアウトラインは内容が濃く構成の優れた文章への道しるべとなります。

ステップ 3 ‐ 魅力的で明瞭かつ分かりやすい出願エッセイを作る

読み手に関心を持たせる: 出願エッセイはあなたの個性や能力、印象的な経験について語るためのものです。例えば「なぜMBAを希望するのか」という題目のエッセイではあなたの職務経歴から能力の高さやMBAに対する意欲をアピールし(アウトラインの例を参照)、リーダーシップについてであれば、あなたのリーダー資質を示す経験を詳しく、またわかりやすく述べるとよいでしょう。

明確かつ具体的に: 不明瞭な内容やありふれた表現、あなたの能力や意欲を示すという主旨からかけ離れた内容などは避け、それぞれのポイントについてできるだけ詳しく明確に述べましょう。

わかりやすい文章: 明確で筋の通ったアウトラインを作り、それに沿って伝えたいことを確実に表現するように、内容や構成をふくらませながら書き進めていきましょう。

何度も書き直しをすること!あなたの人生に影響を与えるかもしれないのです。
大学院での勉強は人生の大切な一歩です。その入学審査の出願エッセイは合否に大きな影響を与えます。あわてて手早く書かれたエッセイを提出しないよう、締め切りのずっと前から準備を進め、何度も書き直して丁寧な編集や校正を重ねましょう。

Ivy League Consultingでは、出願エッセイの内容や構成についての相談から無制限の手直しまで万全のサポートを行っています。

bottom of page